不動産鑑定評価基準が平成26年5月1日に改正され、平成26年11月1日から施行されます。
不動産鑑定評価は、不動産の適正な価格形成を担っており、税務や金融そして、2500兆円ともいわれる不動産市場を支える制度インフラとなっていますが、不動産市場をとりまく状況が変わってきているためにこの度の改正となっています。
大きくは、
1.不動産市場の国際化の進展
2.ストック型社会の進展
3.証券化対象不動産の多様化
といった世の中の流れがあり、これらに対応することが不動産鑑定評価においても求められています。
これまで行ってきた評価実務の根幹はかわりませんが、評価を行う上での憲法である評価基準が一部改正され、社会のニーズに応じて実務においても反映することが必要になってきます。
不動産鑑定評価基準は昭和39年に施行され、50年が経ちます。その間、時代とともに社会経済環境の変化をとらえて、適宜改正が行われてきました。
専門家として、実務においてもこれら改正を踏まえ、適切に行っていきたいと思います。
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