不動産一つ一つが地域を形成し、都市を形成し、日本を形成しているということを考えると、広島の資産価値がどうであるか、日本の資産価値がどうであるか、という少し大げさかもしれませんがそういう観点も出てきますし、現にそういう調査にも鑑定評価は、間接的に役立てられていると思います。市場経済の中では不動産の価値は、その時々の経済や取引の背景や力関係、色々なものに左右されがちのもので取引自体は様々ですが、地域や町全体で考えたときに、まちづくりや税務、金融など公共的な観点も入るだけに、公共的な場面で、鑑定評価では個々の取引や市場を分析し、客観的に公正妥当な評価を行うことで、地域に貢献したいと思います。
日本のインフラは、道路や鉄道、空港、上下水道などでデータ上(2009年度)、約786兆円の資産を有しています。
これらは、個々の不動産と一体となって、地域や街を形成しています。
不動産の開発においても、これらインフラなしには考えられません。
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